やっとまともに過去の過ちを総括した。実に、24年もかかった。
治安維持法のもと、特高警察が拷問で犯罪をでっち上げ、検察が追認。
裁判所も真実を追及することなく事件処理した。
戦後、それが事実ではないことがはきりしたのに、裁判所は非を認めなかった。
最初の再審請求は86年。当初は「訴訟記録がない」として棄却された。
最高裁は08年「治安維持法の廃止」などを理由に、有罪、無罪を示さない「免訴」とした。
なんで、こんなことが司法の場で許されてきたのか。
裁判所自身が、その総括をすべきだ。