「日米同盟は新たな高みに達した」
---ことは日本の防衛政策の根幹にかかわる問題だ。国内で十分な議論もしないまま、首脳同士で勝手に「高み」に達してもらっては困る。
今回の防衛協力強化には、米国の軍事費の実質的な肩代わりという懸念以上の問題点がある。
私たちは専守防衛の自衛隊の定義から逸脱しかねない事態を招くことを危惧する。(朝日)
---米国のアジア戦略を反映して軍事面が突出する形になったことを危惧する。(東京)
---共同声明は日米同盟を絶対視する立場から、米軍と自衛隊の「動的防衛協力」の強化など、日米同盟強化の方向を打ち出し・・・
オバマ政権のアジア太平洋重視の新国防戦略と、中国を念頭におく野田民主党政権の軍拡路線を連動させ、
共同訓練や警戒監視・偵察、基地の共同使用を進展させています。
日米軍事一体化を、新たな段階に押し上げるものです。(赤旗)
なんか恐ろしい方向に国民を巻き込もうとしているような気がする・・・。
<2012年5月2日(水)付各紙社説>
朝日)日米防衛協力―このなし崩しは危うい
読売)日米首脳会談 同盟深化へ戦略的行動重ねよ
毎日)日米同盟 元のもくあみにするな
日経)日米同盟の強化に欠かせぬ有言実行
産経)日米首脳会談 対中抑止の実が問われる
東京)日米首脳会談 「軍事」突出を危惧する
赤旗)日米同盟強化 世界も国民も求めていない