2009年6月12日金曜日

足利事件 菅家さんに会って謝れ 

「警察も検察も、ちゃんとわたしの目の前で謝罪すべきだ。絶対に許さない。裁判官もそうだ」

菅家さんが記者会見で語った怒りの声だ。
なんで、誠意をもって、直接会って謝らないのか。

2009/06/10 23:28 【共同通信】
足利事件、菅家さんに最高検謝罪 「服役させ申し訳ない」
 栃木県足利市で1990年、保育園の女児=当時(4)=が誘拐、殺害された事件で無期懲役が確定し、再審請求中に釈放された菅家利和さん(62)に向け、最高検は10日、「真犯人と思われない人を起訴、服役させ、大変申し訳ない」と検察庁として初めて謝罪した。伊藤鉄男次長検事が記者会見を開いて述べた。
 再審開始が決まっていない段階で、釈放した元受刑者について無実だと検察側が認め、謝罪するのは極めて異例。
 会見で伊藤次長検事は、東京高検に対し、東京高裁の即時抗告審での速やかな再審開始決定に協力するよう指示したことも明らかにした。再審公判で検察側は有罪立証しない方針で、菅家さんは早ければ年内にも再審無罪となることが確実となっている。
 これに対し菅家さんは、東京都内で開かれた弁護団会議の終了後に会見し「警察も検察も、ちゃんとわたしの目の前で謝罪すべきだ。絶対に許さない。裁判官もそうだ」と述べた。
 菅家さんは無罪判決が確定した場合、国に刑事補償を求める構え。刑事補償法によると、拘置や服役などの期間に応じて1日1千円~1万2500円の補償金を受け取ることができると規定している。
 菅家さんと弁護団は、国家賠償請求訴訟を起こすことも検討。富山の冤罪事件で2007年に無罪が確定した柳原浩さんは今年5月、違法な捜査で逮捕、起訴されたとして、国と県、捜査担当の検察官、警察官に計約1億円の支払いを求め富山地裁に提訴している。

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