日米首脳が、日米合意の確実な履行を確認した。
辺野古移設に反対する県民の声、願いを踏みにじって、
「負担軽減」とは何を意味するのか。
これって、二律背反では、と思うが・・・。
菅首相が、はっきりと沖縄県民を裏切り、切り捨て、
アメリカ・オバマ大統領と勝手な合意をした瞬間だ。
どこの国の代表なのか・・・。
朝日新聞 2010年6月28日11時49分
普天間問題、合意の確実な履行を確認 日米首脳会談
27日、カナダ・トロントで握手する菅直人首相(左)とオバマ米大統領=飯塚悟撮影
【トロント(カナダ)=西山公隆、伊藤宏】カナダ訪問中の菅直人首相は27日夕(日本時間28日朝)、オバマ米大統領とトロント市内で初めて会談した。両首脳は日米同盟が「アジア太平洋地域全体の平和や安全の礎である」との認識で一致。米軍普天間飛行場の移設問題では、5月の日米合意を双方が着実に履行することを確認した。
普天間問題への対応をめぐって、鳩山前政権で日米関係がぎくしゃくしたことから、菅首相は今回の首脳会談では、両国関係の修復やオバマ氏との個人的な信頼関係の構築を目指していた。
日米同盟について、首相は会談で「アジア太平洋地域の平和と安定の基になったことを誇りに思う。これからもさらに深めたい」とし、「日本の国民自身が日米同盟の意味をどう受け止め、将来、どのような選択をするのか、もっと議論する必要がある」と語った。オバマ大統領は「状況が変わる中で同盟も新たな形にしていく」と指摘。国際情勢の変化に合わせて同盟を深化させる姿勢を強調した。
普天間移設問題では、首相は「日米合意に基づいて真剣に取り組む」とした上で、「沖縄の負担軽減のため、引き続き米政府の協力をお願いしたい」と求めた。大統領は「日本政府にとって簡単な課題でないことは理解している。米軍も地域に受け入れられるような存在であるよう努力したい」と応じ、地元の意向に配慮し、負担軽減策にも前向きに取り組む姿勢を示した。
韓国哨戒艦の沈没事件も議題になり、オバマ氏は「北朝鮮のこうした挑発的な行為は受け入れられないと、北朝鮮に明確に伝えなくてはならない」と明言。国連安全保障理事会での北朝鮮非難決議の採択をめざし、日米が連携することでも一致した。
イランの核問題では、今月上旬に国連安保理で追加制裁決議が採択されたことを受け、首相は「国際社会が一致し、決議を速やかに実施するべきだ。日本も制裁を行っていく」と述べたのに対し、大統領は「採択に至る日本の努力に感謝する」と答えた。
また会談後、大統領は記者団を前に、首相の早期訪米を要請。首相は9月の国連総会に合わせて訪米したいとの考えを示した。
■日米首脳会談の骨子
・日米同盟が50年間、アジア太平洋地域の平和と繁栄の礎石として不可欠な役割を果たしたとの認識で一致
・日米同盟、日米関係を新しい情勢に応じて深めていく必要性を確認
・普天間飛行場移設に関する5月の日米共同声明の着実な履行を確認。沖縄の基地負担軽減に協力する方針で一致
・韓国の哨戒艦沈没事件で韓国を支持し、北朝鮮に明確なメッセージを出すことで合意
・イランの核問題に対して国連安保理の制裁決議の実施と、緊密な連携を確認
・オバマ大統領が菅首相の訪米を招請。首相は9月の国連総会時の訪米を検討
2010/06/28 11:46 【共同通信】
日米首脳、普天間移設を約束 沖縄の負担軽減で一致
会談を終え、オバマ米大統領(右)と握手する菅首相=27日、カナダ・トロント(共同)
【トロント共同】菅直人首相は27日夜(日本時間28日朝)、オバマ米大統領とカナダ・トロントで初めて会談した。日米共同声明に基づき、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古崎と隣接水域への県内移設を目指すと約束した。両首脳は、県内移設への反対姿勢を強める沖縄側の理解を得るため、沖縄の基地負担軽減に努力することで一致した。
普天間問題では鳩山由紀夫前首相の迷走で米側の不信を招き、日米関係がぎくしゃくした。首相は関係修復も狙い、協調路線を打ち出した。
会談後、首相は9月の国連総会に合わせて訪米する意向を記者団に明らかにした。
首相は普天間問題で「日米合意に基づき、実現に向け真剣に取り組みたい。沖縄の負担軽減について米国の協力をお願いしたい」と要請。オバマ氏は移設に関し「日本政府にとって簡単な問題ではないと理解している。米軍が地域で受け入れられる存在であるよう努力したい」と述べた。
日米安全保障条約改定から50年を迎えたことを受け両首脳は、日米同盟が日米2国間だけでなくアジア太平洋地域の平和と繁栄の礎石との認識で一致。首相は「日米同盟をより深化させていくことが重要だ」と指摘した。
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